FRPとはFiber Reinforced Plasticsの略称で、ガラス繊維などをプラスチックの中に入れ軽さをそのままに強度を上げた素材のことです。
FRPは軽量で強度にも優れており、耐候性、耐腐食性、耐熱、耐薬品性も高く複雑な形の成形も可能です。
以上の特性から航空機や自動車、船舶から建築資材やタンクなど様々な分野に用いられています。
FRPの製造方法には様々ありますが、弊社では創業以来ハンドレイアップ成形法により製造を行っています。
ハンドレイアップ成形法は型にガラスマット等をセットし、ローラーなどで樹脂を浸透させながら積層させていく工法です。
数の生産には向きませんが、大きな製品や複雑な形状にも対応でき、小ロットの生産に向いています。
発泡スチロールや木材などで作った原型からメス型(成形型)を作り、ローラーなどでガラス繊維と樹脂を積層させて硬化させる方法です。
ハンドレイアップ法の特徴として、型の製作に対するコストが少なくなるので多品種小ロットに向いています。
上記のことから試作品の製作や特注での生産も容易に行えます。
また手作業ですので複雑な形状の物や大型の物の生産にも適しています。